サイバー救助犬の歴史

2015年に犬の背中に1㎏ほどのカメラや計測機器を取り付け現場の様子をリアルタイムで確認することができるサーバー救助犬が誕生しました。2016年には実際に災害現場に派遣された経験をもつ「ゴンタ」(10歳、ブリタニー・スパニエル)がサイバー救助犬に任命され訓練する様子が話題となりました。「ゴンタ」は官邸にも訪れ安倍首相ともお会いしています。

背中にとりつけるスーツ(機器)の開発は東北大学が行っています。アメリカにも似たような機器があるそうですが、日本では災害現場で素早く立ち回ることのできる中型犬への装着を目指しているため専用のスーツの開発が必要となりました。東北大では救助ロボットも開発したようですが現場の正確なデータや状況は把握できるものの犬の捜査力には及ばなかったそうです。

一方災害救助犬ですが崩れた建物の中に入る際は人の手を離れての救助活動となります。救助隊員(人間)は中に入れませんので崩壊した建物内の様子は外の人間には分からないというデメリットがありました。

この2つのデメリットをかけ合わせた取り組みから生まれたのがサイバー救助犬という事になります。2017年には機器の開発が進みとうとう1~2年後のデビューを目指す段階との発表がありました。とても楽しみですね。

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サイバー救助犬の仕事

災害にあった人の捜索を行います。犬の鋭い嗅覚と体に取り付けたカメラなどの機器で周辺の捜索の効率を上げる狙いです。犬の視界だけでなく音声や居場所(GPS)が送信される仕組みとなっており周りの救助隊員(人間)の端末に現場の状況が伝わるようになっています。

このシステムのことを「レスキューロボドック」と言います。ケガの状況をいち早く伝えたり人では発見することが難しい瓦礫の下にいる被災者を1人でも多く救助することが可能となります。ロボットと動物がチカラを合わせる取り組みは珍しく注目が集まっています。

サイバー救助犬の犬種

サイバー救助犬になれる犬種は公には公開されておりませんが災害救助犬として登録されている174頭の犬の中で体のサイズや年齢など適性がある犬がサイバー救助犬になれるのだと思います。具体的には上記に書いた「ゴンタ」(ブリタニー・スパニエル)のような中型犬サイズがベストであるといえます。

体のサイズが大きすぎるとがれきの山に入っていくことが難しくなりますし、背中に取り付ける機器は1~1.3㎏ほどということですが災害救助犬の中でも小型であるチワワなどの小さい犬だと機器を運ぶのは難しいのかもしれませんね。
参考→一般社団法人 ジャパンケネルクラブ(JKC) – 公認災害救助犬頭数

サイバー救助犬が活躍するという事は災害があったということになりますから素直に応援するとは言えませんが時代の流れに合わせて犬の職業も進化をしていくことに驚きました。今後は自然災害だけでなく山で遭難した人や行方不明になった人などの捜索でも活躍できそうです。

カメラや計測機器によって周辺の状況を把握することができるためレスキューされた時に適切な処置をすることが期待できますね。サイバー救助犬により一人でも多くの人が救われることを願っています。

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