マダニの危険性については以前から言われていましたが、とうとう国内での感染が確認されてしまいました。
参考:飼い犬からマダニ感染症 国内初、徳島の40代男性

マダニとは?

そもそもマダニとはどのような生き物なのでしょうか。ダニというとベットやカーペットにいて人の血を吸う小さな虫をイメージされる人が多いと思いますがマダニは大型で山に生息し、タヌキやイノシシ、クマといった哺乳類の血を吸って生きています。

ダニは口にストローのような針を皮膚に刺して吸血するのに対しマダニはノコギリのような歯で皮膚を咬みちぎり歯を差し込みます。これだけでもかなり怖い生物ですね。

マダニの特徴ですが、体色は茶色や黒っぽく背中に独特な模様があります。足は8本ありクモに似た形です。
マダニのサイズですが、吸血前と後で大きく変化します。吸血前は2~3mmに対し吸血後は1cmくらいになります。吸血前でも肉眼でしっかりと確認することができます。

マダニが人間に与える危険性は?

マダニは犬だけでなく人にも咬みつくことがあり、人に感染するウイルス「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」を保持しています。マダニによる感染症は平成23年に初めて特定されたのち平成25年に初めての症例が出ています。

おそらくもっと昔からマダニによる感染、死亡例はあったのだと思いますがあくまで特定された後に初めてのマダニの被害者と認めれたのが平成25年ということでしょう。マダニによる人の死亡もあり殺人ダニとも言われることがあります。

平成23年に初めて特定された,SFTSウイルスに感染することにより引き起こされる病気で,主な症状は発熱と消化器症状で,重症化し,死亡することもあります。

引用元:マダニの感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」に注意しましょう!!

犬と山へ行くときには長袖長ズボンを着用し虫よけスプレーを使用するなど充分に虫対策をしましょう。

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犬にマダニがついていたらどうすれば良い?

1,動物病院に行く
自分では触らないでできるだけ早く動物病院へ連れて行ってください。絶対にやってはいけない事として自分の手でマダニを剥がす事です。

マダニは血を吸いながら犬にくっついているため口の部分が犬に刺さっている状態です。そこから無理に引き剥がそうとすると口器が折れ吸血部分に残ってしまう事があります。うまく犬とマダニを引き離すことが出来たと思っても後から炎症が起きる可能性があり、犬への被害がより大きくなることがあります。

2.ピンセットで取る
マダニがついていることが発覚したのが深夜で動物病院が明日にならないとやっていない、けれどマダニがついているのに気づいてしまい、このままでは安心して寝ることができないという人にはおすすめしませんがピンセットでとるという方法があります。(自分で対応する場合は自己責任でお願いします)

マダニがくっついているという事は吸血中の可能性が高いです。吸血中はマダニの口器が犬に刺さっていますので、この状態で変な方向に引き抜くと口器(マダニの一部)が犬の皮膚に残ってしまいます。

マダニをそっとピンセットではさみ、刺さっているマダニの歯ごと引き抜くイメージで慎重に真上に引っ張ってください。

この時犬が動いてしまい思わぬ方向でマダニを引き剥がしてしまったり、弾みでマダニが部屋のどこかに飛んで行ったりしないようできれば2人以上で対応したほうが良いです。家族に協力してもらいましょう。

くれぐれも自分では対処しないほうが良いですがピンセットで引き抜く場合の参考動画を載せておきます。

万が一成功したと思った場合でも小さな歯のかけらが皮膚に残ってしまっている可能性がありますので次の日に動物病院に行きましょう。しかし何度も言いますができれば自分で処理しないほうが良いです。

マダニを素手で犬から引き抜いた話

はじめに言っておきますが下記の話は一般的にマダニの存在が知られていなかったとき、また私自身もマダニの恐怖を知らずに自力で対処をしたときの話をします。
今振り返ってみても完全にアウトな対応ですので、くれぐれも真似をしないでください。

数年前、山に愛犬と散歩に行きました。帰り際の車の中で愛犬を撫でていると耳元の付け根の部分に親指の爪くらいの大きなサイズの丸い形をしたゴミがついている事に気がつきました。素手で触ると非常に固く、軽く引っ張っても押してもびくともしません。

ゴミにしては模様があるので植物の種かなにかかな?と思っていました。帰宅後にゴミと思わしき物体を軽いチカラで引っ張って見るとベリっと剥がれたような感覚がありました。剥がしたものをよく見ると8本の足がついています。この時初めて虫だと気がつきました。

マダニの体がとても硬かったので潰す事は出来ませんでした。しかし仮に潰せていたとしても後の処理が大変だったと思います。またおそらく山から帰ってきたばかりでしたのでその間にその血の量を吸ったとは考えられず他の山の生き物の血を既に吸っていたのだと思います。

そう考えると野生の動物の血が出てくるわけで…野生の動物の血の危険性は詳しくは分かりませんが菌や卵などが家の中に飛ぶかもしれない、それは困ると感じました。

こうして愛犬から引きはがしたマダニですがゴミ箱に捨てると出てくるかもしれませんし外に逃すと第二の犠牲者が出る可能性があります。

虫の体が硬く潰すこともできません。考えたあげくトイレに流しました。冷静に考えて見れば殺虫剤をかければ良かったですが気が動転していました。

今でこそマダニは他の犬や生き物の血も吸う害虫、人間にも悪影響を及ぼすと有名にはなりましたが、当時はまだマダニという存在や危険性はあまり知られていませんでした。

感染症が特定される前でしたので、マダニは山の生き物の血を吸うよ、としか情報もありませんでした。これからマダニに遭遇された方は素手では触らないでください。絶対に真似してはダメな例としてあげておきます。